株式会社ミスミグループ本社の基本情報

会社名株式会社ミスミグループ本社
業種卸売業
従業員数連11064名 単632名
従業員平均年齢39.1歳
従業員平均勤続年数6.2年
平均年収8284625円
1株当たりの純資産1271.58円
1株当たりの純利益(連結)131.95円
決算時期3月
配当金43.21円
配当性向116.9%
株価収益率(PER)18.7倍
自己資本利益率(ROE)(連結)10.5%
営業活動によるCF604億円
投資活動によるCF▲324億円
財務活動によるCF▲317億円
研究開発費※157000000円
設備投資額※1154.34億円
販売費および一般管理費※1254.04億円
株主資本比率※247.8%
有利子負債残高(連結)※317.84億円
※「▲」はマイナス(赤字)を示す記号です。
経営方針
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1) 経営方針、経営環境及び対処すべき課題世界経済および日本経済は、グローバルサプライチェーンの地域ブロック化が進み、アメリカの関税政策による影響の顕在化など、景気の先行きが一層不透明になっています。一方で、産業界では様々な社会課題を見据えて自動化の需要はグローバルで持続的に伸びていくと認識しています。当社では、こうした顧客のニーズに対応すべく、今後もIT、生産、物流の事業基盤を進化させ、「グローバル確実短納期」にさらに磨きをかけてまいります。顧客時間価値の向上に向けて、地域市場、新商品、新サービス等の開発を加速させるとともに、異なる市場毎のニーズに対応できるように、各市場に合致したデジタルモデル化を推進してまいります。 ① 事業領域の拡大とグローバル展開当社グループは、メーカー事業と流通事業を併せ持つ強みを最大限に発揮し、事業領域の拡大とグローバル展開を加速させています。メーカー事業は、製造装置などに利用する精密機械部品の「FA事業」、プレス部品等を量産する金型に組み込む標準部品や精密部品の「金型部品事業」の二つの事業を展開しており、膨大な数の商品を最適地生産し、低コストを実現しております。流通事業においては、VONA事業として他社ブランドを含めた商品領域を拡大させると同時に、当社顧客需要・特性に適合した独自の品揃え・サービスによりグローバル展開の加速を強力に推進しています。こうした取り組みを通じて、今後の持続的成長を実現してまいります。 ② デジタルモデルシフトの推進多様化が進む自動化顧客ニーズに対応するため、デジタルモデルシフトと地域毎成長戦略を継続実行しており、デジタル施策が一定の成果を創出しました。この「デジタルモデル」の中身は、これまでに展開してきた「meviy」、「エコノミーシリーズ」、納期調整や見積時間の待ち時間をゼロにする生産間接材購買プロセスDX革新である「D-JIT」に加えて、間接材トータルコストダウンサービスの「floow(フロー)」等のサービスです。当社の源流思想である「時間戦略」によって顧客に貢献する理念に基づき、「顧客時間価値」の更なる創出を図るために、既存の事業にこれらのサービスを浸透させて抜本的に強化し、デジタルモデルシフトを推進してまいります。 ③ 社会の持続的発展への貢献当社グループは顧客に「顧客の工数削減」と「確実短納期」という「時間価値」を提供しています。それを支える事業ドメインの「インダストリアル・オートメーション産業」は、様々な社会活動の自動化・省力化などを実現し、社会の持続的発展に不可欠な存在です。当社の成長は、社員一人ひとりの挑戦によって実現され、「顧客時間価値」への貢献を生み、顧客が栄え、社会が栄え、さらに社員も栄える成長の連鎖、すなわち成長連鎖経営を志向します。これらに繋がる当社グループのサステナビリティに関する考え方、取り組みについては、次頁以降をご参照ください。 (2) 目標とする経営指標当社グループでは、持続的成長を通じた企業価値の向上を目指しており、主に売上高、営業利益、エクイティスプレッドを経営指標として定めております。
経営者による財政状態の説明
4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況当連結会計年度における世界経済は、製造業を中心とする設備投資需要がグローバルで緩やかな回復基調を継続しました。自動車や通信関連の需要が中国、アジアおよび日本を中心に底堅く推移しました。一方、欧州では市況の低迷が続き、アメリカでは先行き不透明感が増し、設備投資意欲の低迷により本格的な需要回復が見られませんでした。こうした環境において、当社はメーカー事業と流通事業を併せ持つユニークな業態を活かしています。これを支える事業基盤をグローバルで進化させ、顧客の確実短納期ニーズに応えることで世界の製造業を中心とした自動化関連産業に貢献しています。これまで当社が築いてきたIT、生産、物流の強固な事業基盤やグローバル拠点網を活用しながら、新商品・新サービスを含む新事業開発を継続し、顧客の需要を的確に捉えることに努めました。この結果、連結売上高は401,987百万円(前年同期比9.3%増)となり、過去最高を更新しました。利益面につきましては、持続的成長に向けた施策に関わる支出は継続しましたが、売上数量増・商品ミックス改善および為替効果等により、営業利益は46,480百万円(前年同期比21.2%増)、経常利益は49,901百万円(前年同期比20.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は36,549百万円(前年同期比29.8%増)となりました。セグメントの名称売上高営業利益前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)増減比(%)前連結会計年度(百万円)当連結会計年度(百万円)増減比(%)FA事業118,219135,80314.915,09722,51049.1金型部品事業79,93286,4518.29,1399,5044.0VONA事業169,497179,7326.014,12814,4662.4 合計367,649401,9879.338,36546,48021.2 FA事業は、中国では通信関連需要の攻略やエコノミーシリーズ、日本においてはmeviyなど、各地域特性に合った独自施策が奏功し、売上高は135,803百万円(前年同期比14.9%増)、営業利益は22,510百万円(前年同期比49.1%増)となりました。金型部品事業は、自動車関連需要の緩やかな回復により、中国や日本を中心に顧客ニーズを獲得し、売上高は86,451百万円(前年同期比8.2%増)、営業利益は9,504百万円(前年同期比4.0%増)となりました。VONA事業は、ミスミブランド以外の他社製品も含めた製造・自動化関連設備部品、MRO(消耗品)等間接材を販売するミスミグループの流通事業です。アジアや中国が成長をけん引し、売上高は179,732百万円(前年同期比6.0%増)、営業利益は14,466百万円(前年同期比2.4%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末と比べて5,117百万円減少し、128,259百万円となりました。営業活動によるキャッシュ・フローは、60,461百万円の純収入となりました(前年同期は54,567百万円の純収入)。この主な内訳は、税金等調整前当期純利益が49,940百万円、減価償却費が17,718百万円、売上債権の増加額が3,438百万円、棚卸資産の減少額が7,477百万円、法人税等の支払額が14,041百万円であります。投資活動によるキャッシュ・フローは、32,452百万円の純支出となりました(前年同期は18,995百万円の純支出)。この主な内訳は、固定資産の取得による支出が15,434百万円、定期預金の預入による支出が37,780百万円、定期預金の払戻による収入が21,679百万円であります。財務活動によるキャッシュ・フローは、31,759百万円の純支出となりました(前年同期は18,968百万円の純支出)。この主な内訳は、自己株式の取得による支出が20,164百万円、配当金の支払額が9,653百万円であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績当連結会計年度における生産実績を報告セグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称生産高(百万円)前年同期比(%)FA事業39,90112.9金型部品事業32,618△1.5VONA事業340△12.4合計72,8605.8 (注) 金額は販売価格によっております。  b. 仕入実績当連結会計年度における仕入実績を報告セグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称仕入高(百万円)前年同期比(%)FA事業41,72312.2金型部品事業26,8084.3VONA事業101,3874.4合計169,9196.2 (注) 金額は仕入価格によっております。  c. 受注実績当連結会計年度における受注実績を報告セグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称受注高(百万円)前年同期比(%)受注残高(百万円)前年同期比(%)FA事業156,98420.69,80175.5金型部品事業88,8649.32,89310.9VONA事業178,0323.25,72517.5合計423,88110.418,42041.0 (注) 上記の金額には、当社グループにおける外部顧客からの連結受注実績を記載しております。  d. 販売実績当連結会計年度における販売実績を報告セグメントごとに示すと、次のとおりであります。セグメントの名称販売高(百万円)前年同期比(%)FA事業135,80314.9金型部品事業86,4518.2VONA事業179,7326.0合計401,9879.3 (注) 主な相手先の販売実績は、当該販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10に満たないため記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (財政状態) (資産)当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比べ6,057百万円(+1.5%)増加し、419,574百万円となりました。流動資産は4,424百万円(+1.4%)増加し、317,805百万円となりました。これは主に現金及び預金が10,448百万円(+7.0%)増加した一方で、商品及び製品が7,082百万円(△11.0%)減少したことによるものであります。固定資産は1,633百万円(+1.6%)増加し、101,769百万円となりました。このうち有形固定資産は1,480百万円(+2.9%)増加し、52,522百万円となりましたが、これは主に建物及び構築物が7,284百万円(+51.1%)増加、使用権資産が900百万円(+16.8%)増加した一方で、建設仮勘定が6,744百万円(△79.2%)減少したことによるものであります。また、無形固定資産は2,826百万円(△7.8%)減少し、33,283百万円となり、投資その他の資産は2,979百万円(+22.9%)増加し、15,963百万円となりました。 (負債)負債合計は、前連結会計年度末と比べ1,672百万円(+2.5%)増加し、67,510百万円となりました。このうち流動負債は1,947百万円(+3.9%)増加し、51,876百万円となりましたが、これは主に未払法人税等が1,314百万円(△22.7%)減少した一方で、賞与引当金が2,764百万円(+88.7%)増加したことによるものであります。また、固定負債は274百万円(△1.7%)減少し、15,634百万円となりましたが、これは主に、リース債務が570百万円(+11.3%)増加、繰延税金負債が394百万円(+60.8%)増加した一方で、事業整理損失引当金が1,077百万円(△94.6%)減少したことによるものであります。これらの結果、流動比率は6.1倍となり、継続して高い安定性を維持しております。 (純資産)純資産合計は前連結会計年度末と比べ4,384百万円(+1.3%)増加し、352,064百万円となりました。これは主に、自己株式を取得したこと等により19,193百万円(△209.6%)減少した一方で、利益剰余金が26,895百万円(+10.1%)増加したことにより、株主資本が8,321百万円(+2.8%)増加したこと及び、為替換算調整勘定等のその他の包括利益累計額が3,552百万円(△7.3%)減少したことによるものであります。これらの結果、自己資本比率は前連結会計年度の83.3%から83.2%となりました。 (経営成績) (売上高)当連結会計年度の売上高は、401,987百万円、前年同期比で34,338百万円(+9.3%)の増収となりました。これは、FA事業、金型部品事業、VONA事業の全セグメントにおいて前年同期比で増収となったことによるものであります。 (売上原価、販売費及び一般管理費)売上原価は、214,997百万円、前年同期比で14,725百万円(+7.4%)増加しました。売上総利益は、186,990百万円、前年同期比で19,613百万円(+11.7%)の増益となりました。販売費及び一般管理費は、140,509百万円、前年同期比で11,497百万円(+8.9%)増加しました。売上高に占める販売費及び一般管理費の割合は前期の35.1%から35.0%となりました。これらの結果、営業利益は46,480百万円、前年同期比で8,115百万円(+21.2%)の増益となりました。営業利益率は前期の10.4%から11.6%となりました。 (営業外損益、特別損益)営業外損益の純額は3,421百万円の収益となりました。この結果、経常利益は、49,901百万円、前年同期比で8,636百万円(+20.9%)の増益となり、経常利益率は前期の11.2%から12.4%となりました。また、特別損益の純額は、38百万円の収益となりました。これらの結果、税金等調整前当期純利益は、49,940百万円、前年同期比で10,720百万円(+27.3%)の増益となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益)親会社株主に帰属する当期純利益は、36,549百万円、前年同期比で8,396百万円(+29.8%)の増益となり、売上高純利益率は前期の7.7%から9.1%となりました。また、1株当たり当期純利益は、前期の99.75円に対して131.95円となりました。  ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報当社グループの主な資金需要は、運転資金及び設備投資資金であり、これらの資金につきましては、全て自己資金により充当をしております。キャッシュ・アロケーションにつきましては、地政学リスク・経済危機等のBCP対応時にも、顧客供給責任を果たすべく、必要な手元資金を半年分の事業活動資金約1,000億円と定め、将来キャッシュフローは、オーガニック・インオーガニック成長へ再投資を行います。残額につきましては、成長投資と株主還元への機動的なアロケーション枠として、状況に応じた資金配分を実施してまいります。なお、キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に、重要な資本的支出の予定につきましては、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりであります。  ③ 重要な会計方針及び見積り当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成において採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に記載しております。また、連結財務諸表の作成にあたり、会計上の見積りを必要とするものにつきましては、過去の実績や当該事象の状況を勘案し、合理的と考えられる方法に基づき行っております。ただし、前提条件や事業環境等に変化が見られた場合には、見積と将来の実績が異なることがあります。当社グループの財政状態又は経営成績に対し、重要な影響を与え得る会計上の見積りは以下のとおりです。 (a) 棚卸資産の評価棚卸資産の評価基準として、主として移動平均法、総平均法による原価法(貸借対照表価額については収益性の低下に基づく簿価切下げの方法)により評価しております。従って、予期しない市場価格の下落や需要の減少等が生じた場合、棚卸資産の評価額に重要な影響を及ぼす可能性があります。なお、商品及び製品の評価に係る重要な会計上の内容に関する情報については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 (b) 繰延税金資産繰延税金資産の算定にあたり、将来の業績予測やタックス・プランニング等をもとに将来の課税所得を見積り、繰延税金資産の回収可能性を判断しております。従って、将来の課税所得の見積額に変更が生じた場合、繰延税金資産が増額又は減額され、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (c) 固定資産の減損当社グループでは固定資産の減損について、独立したキャッシュ・フローを生み出す最小単位で資産をグルーピングし、減損の兆候の有無の判定を行っております。減損の兆候があった場合、将来キャッシュ・フロー等を見積り、減損の要否を判定し、その結果減損が必要と判断された資産については帳簿価額を回収可能価額まで減損処理しております。従って、経営環境の悪化や時価の著しい下落等が生じ、将来キャッシュ・フロー等の見積りが著しく減少した場合、減損損失計上により当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (d) 退職給付費用及び債務当社の従業員退職給付費用および債務は、年金数理計算上で設定される前提条件に基づいて計上しております。この前提条件には、割引率、将来の報酬水準、退職率、死亡率が含まれており、退職給付債務を計算する際に用いる数理上の前提の変更、年金制度の変更による未認識の過去勤務費用の発生等により、退職給付費用および債務の算定に重要な影響を及ぼす可能性があります。

※本記事は「株式会社ミスミグループ本社」の令和7年3月期の有価証券報告書を参考に作成しています。(データが欠損した場合は最新の有価証券報告書より以前に提出された前年度等の有価証券報告書の値を使用することがあります)

※1.値が「ー」の場合は、XBRLから該当項目のタグが検出されなかったものを示しています。 一部企業では当該費用が他の費用区分(販管費・原価など)に含まれている場合や、報告書には記載されていてもXBRLタグ未設定のため抽出できていない可能性があります。

※2. 株主資本比率の計算式:株主資本比率 = 株主資本 ÷ (株主資本 + 負債) × 100

※3. 有利子負債残高の計算式:有利子負債残高 = 短期借入金 + 長期借入金 + 社債 + リース債務(流動+固定) + コマーシャル・ペーパー

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連結財務指標と単体財務指標の違いについて

連結財務指標とは

連結財務指標は、親会社とその子会社・関連会社を含めた企業グループ全体の経営成績や財務状況を示すものです。グループ内の取引は相殺され、外部との取引のみが反映されます。

単体財務指標とは

単体財務指標は、親会社単独の経営成績や財務状況を示すものです。子会社との取引も含まれるため、企業グループ全体の実態とは異なる場合があります。

本記事での扱い

本ブログでは、可能な限り連結財務指標を掲載しています。これは企業グループ全体の実力をより正確に反映するためです。ただし、企業によっては連結情報が開示されていない場合もあるため、その際は単体財務指標を代替として使用しています。

この記事についてのご注意

本記事のデータは、EDINETに提出された有価証券報告書より、機械的に情報を抽出・整理して掲載しています。 数値や記述に誤りを発見された場合は、恐れ入りますが「お問い合わせ」よりご指摘いただけますと幸いです。 内容の修正にはお時間をいただく場合がございますので、予めご了承ください。

報告書の全文はこちら:EDINET(金融庁)

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