| 会社名 | ペプチドリーム株式会社 |
| 業種 | 医薬品 |
| 従業員数 | 連621名 単157名 |
| 従業員平均年齢 | 39.7歳 |
| 従業員平均勤続年数 | 5.3年 |
| 平均年収 | 11692000円 |
| 1株当たりの純資産 | 234.8円 |
| 1株当たりの純利益(連結) | 115.85円 |
| 決算時期 | 年1 |
| 配当金 | 0円 |
| 配当性向 | 0% |
| 株価収益率(PER) | 40.62倍 |
| 自己資本利益率(ROE)(連結) | 24.4% |
| 営業活動によるCF | 238億円 |
| 投資活動によるCF | 83億円 |
| 財務活動によるCF | ▲29億円 |
| 研究開発費※1 | 40.02674億円 |
| 設備投資額※1 | 26.18737億円 |
| 販売費および一般管理費※1 | 548.04億円 |
| 株主資本比率※2 | 62% |
| 有利子負債残高(連結)※3※4 | 0円 |
経営方針
| 1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1) 経営方針当社グループでは、「医療のあり方や患者さんの人生に変革をもたらす次世代医薬品の創出」をグループ全体のミッションとして掲げています。当社の独自技術である世界最先端の創薬プラットフォームシステムPDPSを基盤に、革新的医薬品の研究開発を先導するとともに、放射性医薬品領域におけるPDRファーマの有する専門性を融合することで人々の健康と医療の発展に貢献することを目指しています。 (2) 経営戦略等当社グループは、2つの戦略領域である放射性医薬品(RI)領域とNon-RI領域で医薬品等の研究・開発・製造・販売等に従事しています。RI領域では日本国内で放射性医薬品事業を推進する上で必要となる創薬研究・開発から製造、販売に至るまですべての機能を一気通貫で有し、自社プログラムまたは提携プログラムとして革新的な放射性治療薬・診断薬の創製・開発を実施しています。腫瘍の縮小効果をもつ放射性核種をがん細胞に選択的に送達するためのキャリアとして環状ペプチドの有用性が次々と示される中、ペプチドリームとPDRファーマのシナジーを最大限発揮することにより、革新的で高付加価値の放射性医薬品を開発・販売するとともに、海外の製薬企業から有望な放射性医薬品を導入することにより放射性医薬品領域での成長を目指しています。Non-RI領域においてはPDPSを中核とし(1) ペプチド医薬品、(2) 環状ペプチドをキャリアとして他の有効成分と結合させたペプチド-薬物複合体(PDC)、(3) 異なる機能を有する環状ペプチドを結合させて複数の機能を有する多機能ペプチド複合体(MPC)の創薬におけるリーディング・カンパニーとしてグローバルの大手製薬企業や戦略的提携先との提携・ライセンス契約に加え、自社プログラムも拡大しており、ペプチドを用いた次世代の革新的医薬品の創製・開発を目指しています。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標当社グループは、収益性の向上を目指しており、経営指標として売上収益、Core営業利益及びCore営業利益率を重視しています。2025年12月期は売上収益49,000百万円、Core営業利益21,700百万円、売上収益Core営業利益率44.3%を目標としています。 (4) 会社の対処すべき課題(A) 放射性医薬品(RI)領域当社グループの放射性医薬品事業においては、①既存製品の価値最大化、②今後成長が期待される中枢神経領域での事業拡大、③がん領域を中心に中長期的な成長を牽引する新たな放射性治療薬の開発、の3つを戦略フォーカスとしています。 当社グループは、短期的には放射性診断薬を中心とする既存薬の適応拡大および剤形追加ならびにこれらの製品に対するデジタル・ソリューションの拡充を通じて売上収益の向上を目指してまいります。また、アルツハイマー病領域のPET診断薬であるアミヴィッドR静注およびタウヴィッドR静注の成長にも注力しています。アミヴィッドR静注は脳内アミロイドβプラークを可視化し、18F-フロルタウシピルは脳内の異常蓄積タウタンパク質による神経原線維変化(NFTs)を可視化するPET診断薬です。アミヴィッドR静注は効能又は効果の一部変更承認を取得し、保険適用の範囲も拡大されています。タウヴィッドR静注は2024年12月に製造販売承認を取得し、2025年前半に販売開始を予定しています。当社グループは、アルツハイマー病領域において主要なバイオマーカーとされるPET診断薬の両製品を提供できる立場にあります。この強みを活かし、アルツハイマー型認知症が疑われる患者さんの治療方針決定に資する有益な情報を医療従事者に提供することが期待されています。 中長期的には、癌領域を中心とした新規放射性治療薬の開発が成長の原動力になると考えられます。当社グループは、日本国内において放射性医薬品の開発・製造・販売を行うためのインフラや専門知識を有しており、新規放射性治療薬の創製・開発技術を駆使し、強固なグローバルネットワークを活用した継続的な開発パイプラインおよび製品ポートフォリオの拡大を目指しています。これまで放射性医薬品市場では診断薬が主流でしたが、新たな標的型放射性治療薬の時代に移行する中、革新的な放射性治療薬および診断薬の創製・開発を通じて、当社グループは将来的な成長を一層加速させ、この分野における医療の進歩に寄与できると確信しています。この目標のもと、2024年には大幅に臨床開発パイプラインを拡充しました。リンクメッド社との提携によるATSMプログラムは第3相臨床試験に進み、Curium社とは前立腺がん治療薬177Lu-PSMA-I&Tおよび診断薬64Cu-PSMA-I&Tの日本市場における新規提携を発表しました。また、Novartis社と提携したNNS-309プログラムおよびRayzeBio社と提携したGPC3プログラムは共に第1相臨床試験に入りました。さらに、Novartis社との提携により2つ目の開発候補化合物が選定されました。自社プログラムであるCA9プログラムは腎細胞がんを対象とした第0相臨床試験を完了し、良好な結果を得たため2025年に第1相臨床試験へ進むことを計画しています。また、自社プログラムの一環として胃がんを対象にCLDN18.2を標的としたプログラムは現在IND準備試験を実施しており、第0相臨床試験の計画を進めています。2025年も2024年同様にRI領域のパイプラインのさらなる拡充を計画しています。 (B) Non-RI領域当社のNon-RI領域は、PDPSR(Peptide Discovery Platform System)を基盤技術として用い、(1) ペプチド医薬品、(2) ペプチド-薬物複合体(PDC)、(3) 多機能ペプチド複合体(MPC)の創薬開発において提携先との提携・ライセンス契約に加え、自社プログラムとしての開発も進めており、これらのプログラムを前臨床~臨床~上市へと順次ステージアップさせていくことを目指しています。 当社グループは、Non-RI領域においても多くの提携プログラムを実施しており、早期の研究・前臨床段階から臨床段階、さらには商業化に至るまでのプログラム推進に注力しています。これらのプログラムは、当社グループの将来の収益拡大に向けた重要な成長ドライバーと考えられます。2024年にAstraZeneca社によって買収されたAmolyt社は、GhRアンタゴニストプログラムにおいて良好な第1相臨床試験の結果を発表しました。MSD社は2つ目のプログラムにおける臨床試験を開始し、ペプチエイドはPA-001の第1相臨床試験を開始しました。当社はさらに、経口マイオスタチンプログラムでの前臨床試験の結果を発表し、肥満マウスモデル試験においてsemaglutideとの併用により体重減少が確認される一方で除脂肪体重は維持するという結果を得ました。他にも前臨床段階にある複数の自社プログラムにおいて2025年に進展が期待されています。2024年には、当社は複数の提携先とのプログラムでマイルストーンを達成し、2025年にはさらなるマイルストーンの達成を見込んでいます。今後も継続的に、ペプチドリームが取り組むプログラムの価値最大化を図り、創薬・早期開発段階から臨床段階へとプログラムを推進してまいります。 上図の通り、PDRファーマ社がグループに加わったことにより、当社グループは、早期創薬活動に注力する成長ステージ(「プラットフォーム」)から、上市製品や臨床段階のパイプラインを保有する成長ステージ(「プラットフォーム+ポートフォリオ」)へと成長モデルを転換いたしました。放射性医薬品事業の日本国内における独自のポジション及び多数の創薬パイプラインを活用し、臨床段階のプログラムの拡充を計画しています。このようなハイブリッド戦略の推進により、収益の安定性を向上させつつ、成長機会の最大化を図り、持続可能で強固な成長を実現してまいります。 |
経営者による財政状態の説明
| 4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】当事業年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループのセグメントごとの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下の通りです。文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものです。 (1) 経営成績当連結会計年度(2024年1月1日から2024年12月31日)における、2つの戦略領域ごとの主要トピックス、および事業セグメントごとの売上実績は以下の通りです。 (A)放射性医薬品(RI)領域の主要トピックス① 臨床後期フェーズのパイプライン拡充・リンクメッド社と共同開発・商業化を進める64Cu-ATSM の国内での第3相比較試験が開始(2024年6月) ・Curium社との間で、177Lu-PSMA-I&T および 64Cu-PSMA-I&T(いずれも海外第3相)の国内での 臨床開発・商業化に関する戦略的提携(2024年10月)② 新たな臨床入り(準備)プログラムでも進捗・Novartis社との提携プログラムから新たな臨床候補化合物の選定(2024年7月) ・Novartis社との提携プログラム(177Lu-NNS309および68Ga-NNS309)の第1相試験が開始(2024年12月)・腎細胞がんに対する64Cu-PD-32766の第0相ファースト・イン・ヒューマン試験が完了(2024年12月) ・Claudin 18.2を標的とする、胃がんに対する新たな臨床候補化合物(PD-29875)の選定(2024年12月)③ さらに新たなRI-PDCプログラムが複数開始・Novartis社との間で複数のRI-PDCプログラムを含む提携拡大契約を締結(2024年4月) ・さらなる拡大に向けて、複数の製薬企業との間で新規RI-PDCプログラムに関する協議 ・また、自社開発品として複数ターゲットに対するRI-PDCプログラムを次々と推進④ PET診断薬の承認取得と既存診断薬の剤形追加・SPECT診断薬であるテクネピロリン酸静注の剤形追加に関する承認取得(2024年8月) ・アミロイドPET診断薬AmyvidRの効能追加の承認取得(2024年9月)・アルツハイマー病に関するPET診断薬タウヴィッドRの国内での製造販売承認を取得(2024年12月)⑤ 今後の事業展開に資する戦略的投資および提携・NorthStar社との間でAc-225 の供給、研究開発支援に関する提携契約の締結(2024年12月) ・千葉かずさアカデミアパーク内に、Lu-177, Ac-225, Cu-64 等の次世代核種を用いた放射性医薬品の製造拠点の新設を発表(2024年12月) (B)Non-RI領域の主要トピックス① GhRアンタゴニストフェーズ2開始への準備・Amolyt社/AstraZeneca社が先端巨大症に対するAZP-3813(GHRAペプチド)の第1相臨床試験を完了 ・良好な安全性プロファイルが確認され、それらの結果を欧州内分泌学会(2024年5月)、米国内分泌学会(2024年6月)において発表。現在、第2相臨床試験開始に向けた準備が進捗② PDPS技術ライセンス下でMSD社から2つ目の臨床入りプログラム・PDPS技術ライセンスに基づき、 MSD社が、2023年7月に第1相臨床試験を開始した1つ目の臨床入りプログラムに加えて、新たなペプチド開発候補化合物の第1相臨床試験を開始(2024年6月) ・炎症性疾患向け治療薬としての開発を推進③ S2タンパク質阻害薬米国でのフェーズ1進捗 ・ペプチエイド社が開発を進める新型コロナウイルス感染症治療薬の開発候補品PA-001について、健常者および高齢者を対象に安全性、忍容性、薬物動態を検証するための第1相臨床試験を米国にて開始(2024年10月) ④ 経口マイオスタチン阻害薬で前臨床データ構築が進捗・自社プログラムとして開発を進める経口マイオスタチン阻害薬が、肥満症マウスモデルにおけるsemaglutideとの併用投与で有望な結果(除脂肪体重の維持など)を示したことを発表(2024年12月)・臨床開発に向けたライセンスに関心の高い複数パートナー候補と協議中⑤ 複数の提携プログラムでマイルストーンを達成・ポーラ化成工業との提携プログラムで二つ目のリードクライテリアを達成(2024年8月) ・ジョンソン・エンド・ジョンソングループとの提携プログラムで二つ目のリードクライテリアを達成(2024年12月)・その他、複数のパートナープログラムで非臨床マイルストーンを達成(非開示) 創薬開発事業セグメントの売上実績 放射性医薬品事業セグメントの売上実績 以上の結果、当連結会計年度における創薬開発事業の経営成績については、売上収益31,313,392千円(前年同期比18,610,427千円増加)、セグメント利益20,957,312千円(前年同期比14,569,410千円増加)、放射性医薬品事業の経営成績については、売上収益15,363,130千円(前年同期比646,097千円減少)、セグメント利益246,528千円(前年同期比228,616千円減少)となり、当社グループ全体としては売上収益は46,676,523千円(前年同期比17,964,329千円増加)、Core営業利益21,225,338千円(前年同期比14,059,784千円増加)、営業利益21,113,841千円(前年同期比14,340,793千円増加)、税引前利益20,888,805千円(前年同期比16,535,336千円増加)、親会社の所有者に帰属する当期利益15,014,922千円(前年同期比11,979,089千円増加)となりました。当社グループは、IFRS業績に加えて、会社の経常的な収益性を示す指標として非経常的な項目をNon-Core調整として除外したCoreベースの業績を開示しています。当該Coreベースの業績は、IFRS業績から当社グループが定める非経常的な項目を調整項目として除外したものです。 Core営業利益は営業利益から企業買収に係る会計処理の影響及び買収関連費用、有形固定資産、無形資産及びのれんに係る減損損失、損害賠償や和解等に伴う損益、非経常的かつ多額の損益、個別製品または開発品導入による無形資産の償却費を控除して算出しています。 なお、Core営業利益から営業利益への調整は以下の通りです。(単位:千円) 2023年12月期2024年12月期前年同期比%Core営業利益7,165,55421,225,33814,059,784196.2企業買収に係る会計処理の影響及び買収関連費用346,381111,497△234,884△67.8有形固定資産、無形資産及びのれんに係る減損損失----損害賠償や和解等に伴う損益----非経常的かつ多額の損益----個別製品または開発品導入による無形資産の償却費46,125-△46,125△100.0営業利益6,773,04721,113,84114,340,793211.7 生産、受注及び販売の実績は、次の通りです。① 生産実績当連結会計年度の生産実績は以下の通りです。報告セグメント金額(千円)前連結会計年度比(%)創薬開発事業185,587120.8放射性医薬品事業13,636,58399.2 (注)金額は販売価格によっています。② 受注実績当社グループの創薬開発事業及び放射性医薬品事業は受注形態をとっておりませんので、記載を省略しています。 ③ 販売実績当連結会計年度における販売実績は、以下の通りです。セグメントの名称当連結会計年度(自 2024年1月1日至 2024年12月31日)販売高(千円)前年同期比(%)創薬開発事業31,313,392246.5放射性医薬品事業15,363,13096.0合計46,676,523162.6 (注)主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先前連結会計年度(自 2023年1月1日至 2023年12月31日)販売高(千円)割合(%)公益社団法人日本アイソトープ協会11,158,13738.9Genentech, Inc.5,809,20020.2アステラス製薬株式会社2,949,99910.3 相手先当連結会計年度(自 2024年1月1日至 2024年12月31日)販売高(千円)割合(%)Novartis Pharma AG29,365,35662.9公益社団法人日本アイソトープ協会10,865,96623.3 (2) 財政状態当連結会計年度の総資産は92,769,826千円となり、前連結会計年度末と比べて23,305,812千円増加しました。その主な要因は、その他の金融資産が9,242,214千円減少したものの、現金及び現金同等物が28,610,071千円増加、繰延税金資産が2,395,333千円増加したこと等によるものです。負債は36,007,527千円となり、前連結会計年度末と比べて6,893,224千円増加しました。その主な要因は、借入金が2,586,259千円減少したものの、未払法人所得税等が7,035,492千円増加、営業債務及びその他の債務が2,128,476千円増加したこと等によるものです。資本は56,762,298千円となり、前連結会計年度末と比べて16,412,588千円増加しました。その主な要因は、その他の包括利益によりその他の資本の構成要素が1,201,444千円増加、当期利益により利益剰余金が15,014,922千円増加したこと等によるものです。 (3) キャッシュ・フローの状況当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ28,610,071千円増加し、48,117,933千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下の通りです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー)営業活動によるキャッシュ・フローは、法人所得税の支払による支出2,178,823千円等があったものの、税引前利益20,888,805千円の計上、減価償却費の2,248,471千円計上、営業債務及びその他の債務の増加額1,747,189千円等により、23,844,988千円の収入(前年同期比11,424,019千円の収入増加)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー)投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の取得による支出377,000千円、有形固定資産の取得による支出2,076,502千円等があったものの、投資有価証券の売却による収入10,935,460千円等により、8,370,789千円の収入(前年同期比7,068,249千円の収入増加)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー)財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出2,640,000千円、リース負債の返済による支出373,220千円等により、2,994,633千円の支出(前年同期は264,191千円の収入)となりました。 (4) 資本の財源及び資金の流動性財務政策につきましては、当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金は、手許資金を中心としながら必要に応じて借入による資金調達を行っています。主な資金需要につきましては、運転資金として製造原価、研究開発費を含む販売費及び一般管理費等があります。また、設備資金として、研究開発のための設備投資等があります。有価証券報告書提出日現在において支出が予定されている重要な資本的支出はありません。 (5) 重要な会計方針及び見積り当社グループの重要な会計方針及び見積りについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 2 作成の基礎 、 3 重要な会計方針 及び 4 重要な会計上の見積り及び判断」に記載しています。 (6) 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等につきましては、「第2 事業の状況1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標」に記載の通りです。 当連結会計年度においては、売上収益35,000,000千円、Core営業利益10,900,000千円、売上収益Core営業利益率31.1%を目標としていましたが、売上収益は46,676,523千円、Core営業利益21,225,338千円、売上収益Core営業利益率45.5%となり、売上収益、Core営業利益及び売上収益Core営業利益率のいずれの指標についても目標を上回る結果となりました。 |
※本記事は「ペプチドリーム株式会社」の令和6年年1期の有価証券報告書を参考に作成しています。(データが欠損した場合は最新の有価証券報告書より以前に提出された前年度等の有価証券報告書の値を使用することがあります)
※1.値が「ー」の場合は、XBRLから該当項目のタグが検出されなかったものを示しています。 一部企業では当該費用が他の費用区分(販管費・原価など)に含まれている場合や、報告書には記載されていてもXBRLタグ未設定のため抽出できていない可能性があります。
※2. 株主資本比率の計算式:株主資本比率 = 株主資本 ÷ (株主資本 + 負債) × 100
※3. 有利子負債残高の計算式:有利子負債残高 = 短期借入金 + 長期借入金 + 社債 + リース債務(流動+固定) + コマーシャル・ペーパー
※4. この企業は、連結財務諸表ベースで見ると有利子負債がゼロ。つまり、グループ全体としては外部借入に頼らず資金運営していることがうかがえます。なお、個別財務諸表では親会社に借入が存在しているため、連結上のゼロはグループ内での相殺消去の影響とも考えられます。
連結財務指標と単体財務指標の違いについて
連結財務指標とは
連結財務指標は、親会社とその子会社・関連会社を含めた企業グループ全体の経営成績や財務状況を示すものです。グループ内の取引は相殺され、外部との取引のみが反映されます。
単体財務指標とは
単体財務指標は、親会社単独の経営成績や財務状況を示すものです。子会社との取引も含まれるため、企業グループ全体の実態とは異なる場合があります。
本記事での扱い
本ブログでは、可能な限り連結財務指標を掲載しています。これは企業グループ全体の実力をより正確に反映するためです。ただし、企業によっては連結情報が開示されていない場合もあるため、その際は単体財務指標を代替として使用しています。
この記事についてのご注意
本記事のデータは、EDINETに提出された有価証券報告書より、機械的に情報を抽出・整理して掲載しています。 数値や記述に誤りを発見された場合は、恐れ入りますが「お問い合わせ」よりご指摘いただけますと幸いです。 内容の修正にはお時間をいただく場合がございますので、予めご了承ください。
報告書の全文はこちら:EDINET(金融庁)



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