株価って何で動く？投資家なら知っておきたい「株価に影響を与える主な項目」完全ガイド！

株を見ていると、なんでもない日でも株価が動いていたり、逆にビッグニュースが出たのに値動きが微妙だったり…。あれ、なんで？と思ったこと、投資家なら一度はありますよね。

今回は、株価を動かす「主な項目」について、投資初心者～中級者の方に向けてわかりやすく＆ちょっと深めに整理してみました。

株価に影響を与える2大カテゴリー

株価が動く理由は、大きく分けて以下の2つです。

この2つが組み合わさることで、「今は買い？」「そろそろ売り？」といった判断が生まれます。

企業自体のニュースや業績、戦略が株価に影響を与えるパターンです。

企業の売上や利益は、株価変動の基本材料。特に「予想より良かった（または悪かった）」決算は、株価に大きく反映されます。

決算発表シーズンは値動きが激しくなる“イベント相場”になりがち。

株主還元への姿勢は、株価にとって重要な評価軸。増配 → ポジティブな材料、減配 → ネガティブな反応が出ることも。

需給を改善し、EPS（1株利益）を押し上げる要因に。市場には好感されるケースが多く、発表後に株価上昇する銘柄も。

革新的な製品・サービスは企業の成長期待につながる要素。特許取得や新市場の参入なども注目されます。

経営者の交代や将来ビジョンの提示は、市場心理に影響を与えやすい。カリスマ経営者が去る場合は、株価の乱高下もあり得ます。

個別企業が頑張っていても、マーケット全体が冷えていれば株価は伸びません。マクロ要因は見落とされがちですが、実は超重要です。

景気が上向くと企業業績も好転する期待が高まり、株価も連動しやすくなります。逆に景気後退局面では「ディフェンシブ銘柄」への資金シフトも。

金利が上がると株式市場にとってはマイナス要因。理由は「企業の借入コスト増」「債券の魅力増による株からの資金流出」。逆に利下げは株にとって追い風。

グローバル企業にとっては超重要。輸出企業は円安で利益増、円高で減益。そのため、為替の急変は株価にダイレクトインパクトあり。

金融政策（利上げ・利下げ）だけでなく、減税・規制緩和・補助金なども株価には強く反映されます。選挙前後は特定業種が買われる動きも。

戦争・テロ・貿易摩擦などは、投資家心理を冷やす典型的なリスク要因。特定地域に依存する企業は、影響を強く受けます。

株価は「過去」ではなく「未来」の期待を映します。

この“期待と現実のギャップ”を読めるようになると、投資判断の精度が一気に高まります。

株価は単純な「業績＝株価」ではなく、様々な要因が複雑に絡み合って動いています。