株を買うとき、「この会社って儲かってるのかな?」って気になりますよね。売上や利益も大事ですが、“現金の動き”を見ることも、とても重要なんです。
そこで登場するのが「キャッシュフロー計算書」!企業のお金の出入りを3つの視点から見せてくれるツールです。
営業活動によるキャッシュフロー:日々の稼ぎと支払い
まずは「営業活動によるキャッシュフロー」。これは、企業の本業=商品販売やサービス提供などで発生する現金の流れです。
主なお金の動き
- 商品やサービスの販売による現金の受け取り
- 原材料の仕入れや人件費などの支払い
- 売掛金の回収、買掛金の支払い
つまり、「商売をして得られる現金」と「商売のために使う現金」がここにまとめられてます。
たとえばスーパーなら「レジで受け取ったお金」や「店員の給料」「仕入れ代」が含まれるイメージ!
投資活動によるキャッシュフロー:未来に向けた買い物や売り物
つづいて「投資活動によるキャッシュフロー」。これは企業が将来の成長のために行う“投資”や“資産の売却”による現金の動きです。
主なお金の動き
- 工場や店舗などの設備を購入する(現金が出ていく)
- 古くなった設備を売却する(現金が入ってくる)
- 他社へ出資する、株式を購入・売却する
つまり、「企業が将来に向けて何にお金を使っているか」や、「不要になったものをどう現金化しているか」が見えます。
新しいお店を開いたり、新しいシステムに投資したり。企業の“成長への準備”がここに表れる!
財務活動によるキャッシュフロー:お金の借り方・返し方・株主対応
最後は「財務活動によるキャッシュフロー」。これは企業が資金を集めたり、返したり、株主に還元するための現金の動きです。
主なお金の動き
- 銀行から借り入れ(現金が入ってくる)
- 借入金を返済(現金が出ていく)
- 株式を発行して資金調達
- 配当金を支払う、自社株を買い戻す
つまり、「資金調達」や「返済」「株主へのお礼(配当)」といった“企業のお金の管理”がここで見えます。
家計でいうと「ローンを組んで車を買う」「毎月返済する」「親にお小遣い返す」そんな感じ!
まとめ:キャッシュフローは企業のお財布の中身が丸見え!
今回紹介した3つのキャッシュフローは、企業のお金の流れを「本業」「投資」「資金調達と返済」の3方向から見せてくれます。
どれも企業が“どうやってお金を使い、どうやって回しているか”を知るための重要な手がかり!
株を買う前に、ちょっとキャッシュフロー計算書をのぞいてみると、企業の動きがグッと立体的に見えてくるはずです
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